愛の渦 (2014) : Love’s Whirlpool

セックスの相手と出会うための乱交パーティに集う人々の姿を描き、第50回岸田國士戯曲賞に輝いた三浦大輔による舞台劇を、三浦自身がメガホンを握り、映画化。親の仕送りで乱交パーティに参加するニートの青年役で池松壮亮が主演を務めるほか、個性豊かなキャストが顔を揃え、劇中の1/4は服を着ていないという過激な作品に挑んだ。

愛の渦 (2014) : Love’s Whirlpoolのストーリー

閑静な住宅街にあるマンションの一室。バスタオル1枚で気まずそうに思い思いの場所に座っている男女8人。終始俯いている暗いニートの男、茶髪のフリーター、真面目そうなサラリーマン、工場勤務の太った男、メガネの女子大生、気の強そうな保育士、可愛らしい今どきのOL、大量のピアスを付け、痩せすぎの女。社会では友達関係にはなり得ない、バラバラな風貌だ。ここは「セックスがしたくてたまらない人たちが集まる」店。行為に及ぶまで、ぎこちないやり取りがあるが、一度してしまえば、欲望は気持ちいいほど剥き出しになっていく。しかし同時に、「やりたい相手」と「やりたくない相手」、それにともなう駆け引きや嫉妬など、それぞれの本音も露わになっていく。そんな中、ニートは女子大生に特別な感情を持ち始める。(C)2014「映画 愛の渦」製作委員会

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