日本を舞台に、心に傷を負った人々の再生を綴るベルギー、フランス、カナダ合作映画。フランス人女性アリスは、日本で生きる意欲を見つけたとの言葉を残して亡くなった弟の足跡を辿るため、海辺の村を訪れる。そこで彼女は、元警察官のダイスケと出会い……。出演は、イザベル・カレ、國村隼、安藤政信、門脇麦。メガホンを取ったのは、ベルギー出身の女性監督、ヴァンニャ・ダルカンタラ。
KOKORO (2017)のストーリー
夫と思春期の子供2人と共にフランスで暮らすアリス(イザベル・カレ)の元に、長い間、旅に出ていた弟ナタンが戻ってくる。日本で生きる意欲を見つけたと幸せそうに語るナタン。だが数日後、ナタンは突然この世を去ってしまう。その死にショックを受けたアリスは、弟を変えた人々やそこにある何かと出会うため、単身日本を訪れる。ナタンの残した言葉を頼りに、その足跡を辿って行くアリス。やがて彼女は、海辺の村で暮らす元警察官のダイスケ(國村隼)と出会う。彼は飛び降り自殺をするために村の断崖を訪れる人々の心にそっと寄り添い、自殺を思いとどまらせていた。求めすぎず、静かに傷を癒すことのできるその場所に、どこか安らぎを感じるアリス。そしてダイスケを始め、ジロウ(安藤政信)やヒロミ(門脇麦)など、村の人々との出会いが、静かにアリスの心に変化をもたらしてゆく……。
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